top

区切り


コンテンツメニュー

建設業界の危機

私、友人の紹介でmixiやっております。
それほど熱心ではありませんが、住宅建築に関するコミュに入り、暇な時に投稿を読んでいます。トラブルに関する相談事が多いですね。

建て主さんの無知から来る業者への理不尽な苦情は読んでいて頭がくらくらします(こんなお客さんの仕事請けたら大変だ)
それより気になるのがハウスメーカー側の無知によるトラブル。
不審な点をお客様が営業さんや監督に訪ねると、難しい専門用語の羅列(実際には自分もよく分かってない)で煙に巻いたり、聞かれた側がよく分からず的外れな返答したり、困ったお客さんはmixiで質問することになります。

もう信頼関係壊れちゃってますね。
どうしてこんな事になるんでしょうね。やはり過酷な労働条件が原因と考えています。無理な価格競争のため、会社側の利益は少ないです。工事予算の関係でクレームにかまってられない、安月給の監督や営業でも大勢は雇えないので一人あたりの仕事量は膨大です。
若い監督さんは朝6時前に家を出て帰りは夜中の12時過ぎ、ほとんど年中無休状態で月給は20万あるかないか・・・。こんな仕事に就きたいと思う人いませんよね。
今の高校や大学の建築科の偏差値はかなり落ちています。
勉強ができれば有能とは言いませんが、建築関係に就職する人の平均的能力は・・・・。いや、頑張り屋さんでも知識を付けている暇がないはず。
そしてお施主様のためとか、お施主様の安心を考えている余裕もない

現場のことをしっかり把握している監督さん、いろいろな疑問点に答える知識を備えた監督さんや営業さんは少なくなってしまいました。
お金のことしか考えてない人たちがよってたかって業界を悪くしてしまった、それが今の流れです。

仕事を取るために工務店は価格を下げる。
採算を合わせるために監督や営業の給料を極限まで切り下げる。
下請け業者に対して極限まで下請け価格を削る。
当然丁寧な仕事などできるはずもなく、手抜きやクレームが多発。
それらの対応や予防のため監督さんや営業さんは忙しく走り回る。
燃料代もバカになりませんね。
こういった悪循環が今の住宅を悪くしているのです。


でも、安心して下さい。まだまだお客様のためを思って仕事をしている業者さんも残っています。少なくとも弊店が依頼している下請け業者さんは売り上げや利益を増やすことよりお施主様のためになるかどうかを考えてくれています。
もちろん元請となる井戸田工務店も同じ考えです。
良い仕事をしてお客様に喜んで頂ければ、日々の生活に困らない程度の収入以上は望みません。

とにかく安くすればよいと安い業者に下請けさせるより、技術的にも精神的にもレベルの高い職人さんを採用することで、管理業務の負担は大幅に軽減します。
手直しなどのリスクもなくなり、結果的に総合的なコストは抑えることができます。

  
2.安ければ良い?<<<   >>>4.展開方法

区切り 

copyright (C) IDOTA koumuten all rights reserved.