和室を洋室に改造 2
2006年4月
お子様の入学にともない、
今までも子供部屋として使っていた
和室の改装工事を行いました。
工事に対する希望は下記のようなものでした。
1.畳、床板とも痛みが激しく所々フワフワする。
2.机を置くために洋室にしたい。
3.南側なのに部屋が寒い、何とかして欲しい。

工事前はこんな感じでした
(すでに畳が取り払われてますが、
畳の傷みもひどかった)

床の老朽化は想像以上でした。
めくるだけで合板はバラバラです。

和風天井の飾りですね!
いかにも和室という感じで、
歴史を感じます。

長押づたいにケーブルが・・・
床の間にもそのまま横断してます。
ケーブルは天井裏に移設しました。
さて、まずは床を解体します。
そして、防湿用のビニルシートを敷き込んで、
防湿コンクリートを打設します。
地面からの湿気を押さえ、
シロアリなどの害虫も防ぐことができます。
せっかく床をめくったのだから当然防虫処理もします。


材木がオレンジ色になっているのは
防腐防虫剤を塗布したためです。
今時の住宅建築は床下断熱材は常識となっています。
床のリフォームの時は必ず断熱材を入れましょう。
床下の換気が問題なければ、
安価なグラスウール製で十分です。

床下の断熱は非常に効果的です。
特に冬の暖房費は大きく違います。

壁はプラスターボード下地クロス貼りです
写真の襖はフラッシュ戸に交換しました。
床の間はそのまま収納スペースとして活用しますが、
床柱はそのまま残し、内部の棚も残しました。
壁は真壁なのでベニヤ板で化粧しました。



押入と床の間は並んでいるので、
6尺+3尺=9尺のクローゼット扉で
すっきりとさせました。
床柱を残したので、クローゼット扉は
通常より前に付いています。。
古く汚くなった障子はガラス戸に交換しました。
ただし、ガラス戸と言っても子供部屋であるため
割れたらガラスは危険です。
型板ガラスに似た樹脂パネルを使用しました。

床は2重張りのため現在下地合板が見えています。。

窓の障子は廃棄処分してカーテンを
取り付ける予定でしたが、
断熱のため障子を残すことになりました。
天井の和風飾りは撤去して、
下地板を貼った後クロスで仕上げました。
照明器具は以前のものが付いていますが、
これもシーリーングに変えて天井にぴったり付いています。

将来は老人室にしたいとの希望もあり、
子供部屋としては落ち着いた雰囲気になりましたが、
明るく快適な洋間に改装することができました。
工事費 \430,000 建具 \220,000 諸経費 \80,000 税別
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