春日井市Y様邸の工事中に出てきた問題です。

Y様「元からある方の家とても寒いですけどどうしてでしょうね?」
井戸田「天井も壁も断熱材は最近では使わない50ミリのグラスウールですから寒いでしょうね。」
この時はこのまま話が終わったのですが、平成18年の建物としては断熱が貧弱なのは否めないです。
まあ、他の業者の悪いところを指摘して自分のところの価値を相対的にあげるような姑息な手段は使いたくないし、あまり強く主張はしませんでした。
増築部分が終わり既設部分の改装工事をしていた時天井をめくって冷気が降りてきた時にふと気づきました。



あれ!?屋根の直下に断熱材はあるけど天井上には何もないな。
天井裏は軒天井の換気口があるためにしっかり外気が入っている・・・

覗いてみた。



つまり、天井のプラスターボード1枚だけでその上はほぼ外気と同等の温度じゃないですか!!
そりゃ寒いわ!


つまり、天井の上に断熱材を敷き込めばかなり改善されるはず。

図解するとこんな感じです。↓




それで早速追加で断熱工事を提案し、快諾頂きました。



壁断熱などとのバランスから
100ミリ1枚で十分と判断しました。

翌日、「今までと全然違う!」と、
嬉しい感想をいただきました。


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